「占い」と「宗教」の違いについて。
ご機嫌いかがですか?
shihoです☺️
春分を過ぎても思う程暖かい日が少なく、 花の見ごろもあっという間でした。
例年に比べると今年の3~4月は雨がよく降るように感じます。
癸卯の年だからでしょうか。
癸は、陰の水、「雨」
十干の最後にあり最も弱い干とされますが、 優しくそっとたくさんのものに潤いを与えます。
さて、今日は個人的な見解ではありますが、
「占い」と「宗教」の違いについてお話してみようかなと思います。
わたしは、無神論者ではありません。
むしろバリバリの有神論者です。
なんなら道端の石や草にも神様がいると感じます。
風の中、空気の中、熱、光、音や響き、 誰かが何気なく言った言葉の中
それらすべてに「神」が宿り、 日常の中でいろんなメッセージをくれている、と思っています。
神社も好きです。
合う神様と合わない神様がいて、 基本は合う神様のところに行きます。
しかし合うか合わないかは行ってみないと分からないので、とりあえず、小さくても祠があればお参りしたりします。
芸術的な価値があり、文化遺産などにも指定されているお社は、神様にご挨拶はもちろんですが、
その歴史を感じる事も非常に心地よく良い刺激を受けられるので、その神社に行くために旅行を計画する、ということもあります。
有名な神社などはたくさん参拝者がいて、大勢の人が集まりますよね⛩
わたしは、学校や大規模集会など人がたくさん集まるところにいるとめちゃくちゃ疲れてしまうのですが、なぜか神社などではたくさん人がいても大丈夫なのです。
不思議です🍀
「神社も神道っていうれっきとした宗教じゃん」
て思われた方、いらっしゃると思います。
ところが、わたしが死んだら、神道ではなく真言宗のお坊さんが来てお葬式を上げると思います。
日本の神道のトップは、天照大御神…女神さまで、 そこもとてもかっこいいと思いますけどね😍
宗教とは「神」や「仏」と言ったシンボルを掲げ、 その崇高な存在が教え導いた人生哲学や倫理観、道徳観念などを「継承」していく人々の集まりとその活動のこと、とわたしは個人的に思っています。
そして宗教は、「神」や「仏」の数プラス、「継承者」 の数だけあるんじゃないかな?と考えます。
その「教え」に啓蒙を受けた人たちは、 こんな素晴らしいものを他の人にも学んでもらいたい!と考えて「布教」します。
とってもいい事だと思います。
わたしは、どの宗教にも、正解も間違いも無いと思っています。
(もちろん、 勧誘した人を施設に閉じ込めて洗脳するような団体は論外です)
だって、基本的に「人を良くしたい」「社会を良くしたい」 という理念から生まれているはずだからです。
発端は「善意」であり、 生きていくための知恵であったりするからです。
しかし、わたしはどの宗教にも属すことはありません。
わたしは、思想や思考を限定されるのが苦手なんです。
日頃、日常的に神様の存在を感じ、人の善意に働きかけるように過ごし、一人でも多くの人を笑顔に出来たらそれでいいかなぁと思っているのもありますが、
その人にとっての最高の理論が、 誰かにとってそうであるかどうかは分かりませんし、
誰かにとって「正しい」と思う方向が、別の人にとっては「 苦しい」と感じることかもしれません。
一方「占い」とは
占い師は星の数ほど存在します。
ええ。もう、 宗教の派閥の比ではありません。
ですので、ここで述べるのはわたし個人の鑑定スタイルについて、のお話になります。
わたしは看護師として働いている中でも、本当に心から思うことなのですが
「その人の人生を生きるのは、その人自身である」
という理念を持っています。
じゃあ、 何でもかんでも自分で決めて自分の思うようにやればいいじゃない
…て、そう行けば、占い師も宗教家も要らないんですよね😓
人生に迷いは付き物です。
この世に自分一人だけではなく、別のアイデンティティが多数存在し、それぞれが自我を育てながら社会は回り、動いています。
自我が育つ時には当然他者の自我とぶつかったり、 摩擦を起こしたりするものです。
また、自分自身のことも掴みきれずにままならない場合も、生きていれば少なからずあることでしょう。
占いはよく「カーナビ」とか「航路図」と称されます。
その人の運勢や運命の全体像を把握する事が出来る、 古来からの人間の知恵。
たとえるなら、グーグルマップ、なのですが、 悩む人は自分の現在地が分からなかったり、 目的地が自分でも分かっていない、ということが多いのです。
また、占いを正しく使うと、どのルートを辿れば一番自分が進みやすいか、ということも知る事が出来ます。
占い師は、運命図に描かれたそれらの事象を、 その人に代わって読むのが仕事です。
そしてここが重要なのですが
運命を決めるのは、占い師ではありません。
占い師は、 その人のために用意された選択肢や乗り越えなければならない状況などを教え、その人自身の意志で進む先や方法などを選んでもらうためにアドバ イスをするのが仕事だと、わたしは思っています。
「こうした方がいいから、こうしましょう」 という教えを伝え守るのが、宗教。
「こうした方がいいと出ました。あなたはどう思いますか?」 と手掛かりを伝えて提案するのが、占い。
また、もうひとつ、違う点があります。
それは、宗教は教えに沿った考えを推奨されますが、 占いはその人の意志を尊重します。
たとえそれが、一般的には理に適っていないことだとしても、その人にとっての真実を占いは否定しません。
以上が、わたしが個人的に考える「宗教」と「占い」の違いです。
蛇足になりますが…
宗教も占いも、人は気持ちが弱った時に頼ったりすがったりしがちですが、 その弱みに付け込んで、マインドコントロールしようとする一部の悪い人にはくれぐれもご注意ください😢
人間関係がうまくいかなくても、 自分に合う仕事が見つからないのも、それはあなた自身が悪いのではありません。
時期や状況、手段などが分からずに、進むべきではない方向へ道を辿ってしまっているだけですから、
あなたそのものを否定したり
「このままでは孫子の代まで悪い運気が残る」だの
「同じことを繰り返している。自分で気付きませんか?」だの
これに関しては断言いたしますが、
不安を煽るような事を言って、 ただでさえ弱り切っている人をさらに追い詰めるような人は危険だ と思ってください😣
思いのほか長文になってしまいましたが、
ここまで読んで下さってありがとうございます🙇♀️💖
《占いを人生に活かそう》